事実上決勝。

アーセナル − ASローマ、
チェルシー − ユヴェントス
レアルマドリッド − リヴァプール



そして、インテル − マンチェスターU。
すなわち、
ジョゼ・モウリーニョ
vs
サー・アレックス・ファーガソン
である。



ちなみに、他4カードは省略する。
何でこんなカードごとに落差(といったら失礼か)ができたものやら。
むしろ所謂『神の見えざる手』によって常連同士の潰し合いはないようにしていたのかと・・・。



まあ、とにかく、これから、モウリーニョによる"STOP PREMIERE"が始まります。
チェルシーにおいてプレミア旋風を巻き起こしたモウリーニョ自身が絶好調プレミア勢をぶっ潰せるか。
ビックマウスは今シーズンも炸裂するのか!?ファーガソンとの舌戦は!?



とはいえ、最近のモウリーニョ、国内リーグを首位、CLグループリーグも堅実に突破しつつも、シーズン前の補強が上手く行かなかったり(チェルシー時代の教え子が欲しかったけど、チェルシーとしては放出してしまうにしてもインテルだけには渡さん!と拒んだ説アリ)、故障者がでまくったり、アドリアーノは更正しないわ(クラブの朝帰りで2日酔いで練習参加)、イタリア国内でカルチョ熱が醒めてしまってたり、ちょっと苦戦気味。
ファンを意識してか、チェルシー時代よりも過激な発言は聞かれなくなったし(むしろイギリスのメディアが祭り上げていた感も出てきた)
しかし、マンUとの対戦が決まったモウリーニョは「(インテルホームスタの)サン・シーロが満員になるな」と余裕の表情。それでこそスペシャルワン!



さて、2009年助演男優賞が確定しつつある(笑)ファーガソン監督を軽く紹介すると。
・1986年にマンUの監督に就任。以来、23年間監督であり続けた化け物。
・個人的には、ベッカムとロッカールームで喧嘩して、ベッカムのスパイクが目に当たっちゃった監督。
・愛称ファギー。また、ヘアドライヤ(日本で言う瞬間湯沸かし器)の異名をとる。割と短気。
・最近は歳を取ったからか、選手との衝突はあまりない。ただ、チェルシー時代のモウリーニョ、現アーセナルベンゲルとよく喧嘩する。
スコットランド人。2000年にはナイトの称号を得てる。
・ワイン好き。
・正直、見た目はただのおじいちゃん。



チェルシー時代のモウリーニョとの絡みといえば、
モウリーニョ就任時に、ファ「金だけあれば勝てるわけじゃないよ」と茶々を入れたところ、モ「そのとおりだ。去年はマンUの10分の1の資金力のポルトモウリーニョが率いてた)が勝ったからね」
しかしながら両者ともに尊敬の気持ちを持っていたらしく、ファーガソンは最終節の試合が終わった後、ドレスルームでモウリーニョとワインを交わしたらしい。
何よりも、モウリーニョチェルシーを去る際に、ファギーのコメントが秀逸。これで一気におじいちゃんのファンになりました。
ファーガソン「参ったな。ジョゼからもらったワインまだ飲んでないんだよ」