1周年。

働いて1年が経ちました。
1年なんて経験のうちには入らないもんですが、個人的には歴史的1歩だと思ってます。


憧れだった仕事をやれている今日この頃ですが、当たり前なことなんだけど、物事の裏側も色々見えてくるわけで。
ただ、それでも、好きでいれた。
明日も、ここにいたい。ここでの変化を見ていたいと思った。
仕事そのものは、輝かしく、それに携われていることに誇りを持ってやれている。
それが一番嬉しい。もっと言えば、ホッとしている。
自分がこの仕事を無邪気に好きでいられるか、好きじゃいられなくなったらどうなるのか、不安だった。
とりあえずこの1年は、好きでいられたんだ。それが何よりだと思った。


この1年で何を学んだかといえば、一番は『礼儀作法』であると思います。
はっきり言えば、それくらいしか学べていないんだけど、でもやっぱり必要。
ある意味で、立ち振る舞いというのがすごく大きくなってくるので。


そういえば、こんなに外部へのアピール的な仕事が多いと思わなかった。
もっとこう、結果がすべてな仕事だと思っていたので。
とはいえ、結果に対する原因というのが非常に込み入っているので、そうならざる終えないというか。
キチンと評価できる基準も、評価に特化した集団も無い。うちの会社でも、3人に見てもらえば3通りの意見が出てきたりする。
この業種は、近いようで遠い。出入りしているの社先の社長が変わったりする。それだけで契約の危機を迎えたりする。訳を聞くと笑ってしまうような話なのだが、そこの社長が如何に現場に対してド素人でも、仕事を失う。


やはり、自分の仕事の認知度が低いのだと思う。
友達と話していても、『?』と思う質問が多かったりして、面白いのだが。
自分たちの仕事というよりも、我々が作ってるものがどういうものかわかってくれると、もう少し変わるんだろうけど。
しかし、自分が今の会社に入ったきっかけも、そういう業界のマイナーさ故(国内での学問体系の未発達さ)なのかなあと思うと、ちょっと複雑。


一社会人としての待遇は、すごく恵まれていて、何より昼食代が経費で落とせるというのが大きい。
基本外食である。
この1年で5kg太った。ビール腹の分もあるけど、それなりに筋肉も付いてきた。
見た目の割りに大食いなので、みんな驚く。
食事が美味いということは、幸せなことだと思う。


将来こうなりたいとか、野望的なことは、割と鮮明に描けていて、逆にそこまでの道のりが遠い。
そこに辿り着くまでには、長い時間をかけなければいけないし、とにかく向上心をもって取り組まなければならない。この両立が絶対であり、難しい。できてないことが多い。
先は長いけど、常に緊張しなければならないというジレンマ。
早く一人立ちしたいと思う。自分は一人でいるのがたまらなく好きだ。毎日の業務を自分で組み立てて、自分の納得のいく手順でやりたい。ただそのためには自分の経験地が圧倒的に必要だし、そのために組織の中で学ばなければならない。それが一番辛い(逆に言えば、それくらいしか辛い要素は無い)


自分が今いる現場は、トップが社長なので(実質的な作業は半分引退)、社長と毎日のように会う。週の半分は一緒に昼食を食べる。
最近はよく叱られる。これがおっかない。
入ったときは、『仕事が無かったらヤクザだな』と思っていたが、仕事があってもヤクザだった。
まあゼロから会社立ち上げるくらいの人だし(そのサクセス?ストーリーがまたすごい)、そのくらいのキャラクタが普通なんだけど、こうもケチョンケチョンやられると参る。ある種の教育なんだろうけど、最近はまともに立ち振る舞えないでいる(笑)
半分ぐらいは理不尽な事でこっぴどく叱られるけど、あとでちゃんと考えてみると何が悪かったのか分かる。僕の足りないところ、学ばなければいけないところをキッチリ指摘してくれる。それはありがたい。
社長から毎日のように叱ってもらえるなんて普通の会社じゃありえないんだろうなあ。そう考えると恵まれてるのか(笑)


自分に何が足りないか。よく考える。
この間先輩から「一芸を磨きなさい」と言われた。
それぞれ異なった得意分野を持った人がお互いを助けることで「技術集団」は成り立つ。
そこでまあ、自分に何があるのだろうと考えるのだが、何も無い。見込めそうなことも、無い。
専門の大学を出てるわけでもない(そもそも大学中退だ)、ガソリンエンジンに詳しいわけでもない、機械の操縦が上手いわけでもない。
会社の中で足りてないのは、語学とか、IT関係だと思うけど、自分がそれを進んでやりたいとも思わず。あ、でも英語ぐらいは嗜んでおきたいと最近少し。


実はこの文章を書き始めたのは1周年の4月24日だったのですが、最近は本当に文章書くのが苦手になって、寝かしておいたら1ヶ月以上手付かずで、こりゃまずいということでとりあえず世に晒しておきます。
今も何とか楽しくやっております。それが一番。
最近は22時にはタイマーの如く寝てしまうので、夜遊びができなくなりました。