食べるということ。

チャリを1日100km以上走らせて、思うことは、
『飯は燃料』
という事。



こないだ、前橋に行ったときに、思った以上に散財してしまい(たとえば飲み代とか、プレゼント代とか、我慢できずにジャイキリ買ってしまったとか)帰りの所持金(=全財産)が1000円ちょっとになってしまった。
高速バスのチケットは事前に金を払ってあるけど、夕飯、そして朝食、昼食を1000円で賄わなければならない。その上、もし仙台からの帰りに何かあった場合、親に泣きながらSOSを発信する以外術がない(パンク修理キットなら持ってる)というお前旅を舐めてんの?状態に陥ってた。
んで結局バス出発前におにぎり2個、朝は仙台の吉野家で納豆定食、昼は一関まで我慢してハンバーガー2つで乗り切った。水は幸い、サッカーの試合で余ったドリンクを1.5ℓ頂いたので問題なし。
仙台で満腹でスタートしたとはいえ、80km近く、水しか飲まずにペダルを回した。ホント力が入らない。血の巡りが悪いというのがハッキリ分かる。
途中コンビニが見えるたびに『ここでおにぎり2つ食べておいた方がいいのか?おにぎりとハンバーガ、カロリー的なコストパフォーマンスはどっち?』とか考えながら走ってた。
結局一関のマックでハンバーガを2つ食べて、今までの緊張状態が解けて1時間ちょっと座って眠り、また腹が減ったらマズイ、さっさと家に帰ろうと焦って帰った。



あんな真似は2度としたくないけど、『食わなきゃ動けない(大げさに言えば、死ぬ)』というのを体で覚えた、なかなか貴重な経験だったと思う。
今までも薄々気づいていて、チャリで走るときは『電車代浮かしたんだから、その分ぐらい食べよう』とかやってたんだけど、本当に、飯は燃料だなあと思いました。



あと、あの時食べたマックのハンバーガの美味さは、忘れたくないなあと思った。
何の変哲もない、ピクルスは1枚しか乗ってなかったんだけど、あの時は砂漠の中のオアシスのような、替え難いありがたみがあった。
ゆっくり咀嚼して、空っぽの胃の中に落ちていく感覚すらあったあの感動を、普段飯を食べている間でも、忘れてはいけないのだなあと思った。



ところで最近の自転車に対する僕の興味は、一時期は荷物を大量に載せれるランドナーとかにあったんだけど、最近はロードバイクの方が欲しい。
クロスバイクはスポーツ自転車の入門としてとても優秀だけれど、やっぱりその『万能性』が中途半端でもある。
乗ってるうちにもっと前傾になりたくなるし、フレームの素材とか、コンポーネントの拘りとかがでてくるし。
まあ、最初からロードを買うのはリスキィなので、そういう意味では、ゲームで言うクラスチェンジ前の基本ジョブというか、こういうのを潰しが効くというか。
あと、自転車は通販よりお店で買ったほうがいいです。買った店のほうが気軽に相談できるしね。安いのは当然通販だけど。
次買うときは、その道に詳しい自転車屋さんに頼んで、フレーム注文から組み立てていきたいなあ。1年毎にオーバーホールに出してもらうようにして・・・予算は40万!さてはて何十年先になることやらそんなことより働け!