君の青い車で海へ行こう。

というわけで、僕の黒い自転車(通称モンスター号)で海に行ってきました!
朝起きて→いい天気だなあ→自転車でどっか行きたいなあ→あ、最近海行ってないや→そうだ、太平洋に行こう。というノリです。
気仙沼までは片道45km、そっから海沿いに走り、高田松原あたりの砂浜でのんびりビールでも飲んで帰るか。この季節の平日なら客もいないしマッタリ出来るべ。
朝ごはんをしっかり食べて、自転車、気象、それに自分自身をチェックして、10時過ぎにのんびりスタート。



神水
国道284号線の歩道脇にあった湧き水。
今回、ポーラボトルとボトルゲージがデビュー。費用併せて3千円。
いかにも「ぬるくなりませんよ、軽いですよ」と主張しているのが良い。
これに家の美味しい水を入れてでたんだけど、残りを捨て、神水を有難く頂戴する。
で、飲みながら隣の看板を読むと「飲用ではありません」
な、なんだってー!
だって杓子もあるんだから飲用だろ、とツッコミたい気を抑え、結局飲まなかった。
その後、自動販売機でお茶を買ったときに捨てた。
あ、それとこの辺でサイクルコンピュータの累積距離が1000km達成。この自転車が来てほぼ同時に購入したので誤差はほとんどない。


割とあっさりと気仙沼についてしまったので、道路案内を頼りに眺めのいいところを探す。
海沿いだから平野だろう、と思ってたがどっこいリアス式海岸。かなりの山道でした。
ただこの頃は前半のイケイケムードだったので、楽々峠越え。



すると九九鳴浜という看板を見つける。当然行き当たりばったり無計画の旅なので、聞いた事もないが、浜に行けるなら万々歳。
ところが、写真に写ってる白い矢印が九九鳴浜を示してはいるものの、この道?
最初こそアスファルトだったものの、松の落ち葉で隠れて見えなくなり、果ては階段があったり、どう見ても自転車で来る道じゃないなあ、と思いつつも、私、道を引き返すというのが大っ嫌いな人間なのである。こんな奴を乗せている自転車も可愛そうなものである。まあ、階段は担いで移動したけどさ。





ホントにこの道で合ってるのか!?悪戯じゃないのか!?
と、言いたくなるような獣道。でも、一応矢印どおり。
ブレーキをかけながらゆっくり下る。オフロードデビューを果たしたモンスター号。全然嬉しくない。








と、思ったら、目の前に砂浜!
かなりこじんまりしたところですが、周りには誰もいなく、海の向こうで漁船が走ってるくらい、プライベートビーチのような雰囲気。
これだから無計画はやめられない!(笑)
道によるアクセスは僕が通ってきた歩道しかないようだ。環境保全のため、わざとそうしてるみたいだ。
名前のとおり、鳴き砂で、歩くと独特な感触が気持ちいい。



Monster On The Shore.




水平線を見てボケーともしたかったのですが、13時半、そろそろエネルギーを補給しなくては、と退散。
夏場はもっと人が増えるのでしょうか。
今日みたいなシーズンオフには、女の子を口説き落とす秘密兵器として使えそうです。ただ、林の中を2人っきりで歩けるほどの仲なら、別にこんなところ使わんでもいいのか。



あとで地図を調べたら、小さな半島を一周してきたようで、半島一周てサイクリストみたいでカッコイイな!
帰りも峠越え。気仙沼のファミマで1000円近く食べ、R284を一関に向かって帰る。来た道を引き返すのは(以下略)



行きはヨイヨイ帰りはツライ。
70kmあたりで何故かスピードが出ない。自転車に異変か!?と思い走りながら点検するがどれも異常なし。異常があったのは自分自身で、2度の峠がボディブロの如く効いてる。
平地の、風のない道路で時速20kmしか出せない、足が重い、というのは初めて。
結局そのままノロノロと帰宅。107kmしかないのにかなり疲れた。太ももは表裏右左ともにパンパン。
最近のだらけ生活のせいで鈍ってしまったのかも。



今度の週末に仙台日帰り往復を決行するかどうか迷っていて、今日の手ごたえ次第で考えようと思っていたのですが、この倍の距離というのはちょっと考えてしまう。
ただ、坂はまったくないと考えていいし、途中で1泊するプランも入れてやればそれほど難しくもないし。
とりあえず当日のコンディション具合という事で。
あと、車道を走るならミラーを付けた方がいいな。右後ろが見れれば安全度というよりも精神的に楽。